平沢元章税理士の相続の様々なパターンによるケーススタディ

一言で相続といっても、そのケースは一様ではなく実に様々なパターンがあります。そうした中からここでは3つの例をケーススタディとして見ていくことにしましょう。

3つのパターに見る相続のケーススタディ

<ケース①・愛人の子どもは正妻の子どもと同等の相続ができるのか>このテーマを1年前に取り上げていたとしたら、愛人の子供と正妻の子どもは相続においては同等でなく、愛人の子どもが相続できるのは正妻の子どもの2分の1である、と説明したでしょう。でも平成25年12月に民法が改正され、愛人の子(非嫡出子)も正妻の子(嫡出子)も相続分は平等になりました。したがって今では愛人の子でも正妻のこと同率の遺産を受け取ることができるのです。

<ケース②・結婚届をしていない内縁の妻には相続権はあるのか>被相続人には正妻のほかに、籍には入れていませんが20年以上連れ添った女性がいます。果たしてこの女性相続人になることはできるのでしょうか。ズバリ、この場合は相続人になることは出来ません。ただし遺言状にこの女性の遺産を譲る旨の記載があれば別で、個人の意思を尊重して例え籍を入れていない内妻でも遺産は相続できます。

<ケース③・遺産分割をやり直したらどうなるのか>遺産を相続するには法定相続人が遺産分割協議をして遺産分割を行わなければいけません。ではいったん遺産分割を行い、遺産分割協議書も作成し税務署に申告が済んだ後で不満が出たため、再度遺産分割をやり直しました。この場合には再度相続税の申告をする必要があるのでしょうか。

このケースでは、相続税の申告をやり直す必要はありませんが、贈与という形をとります。例えば相続人である兄と弟が最初の遺産分割では被相続人が残したマンションを兄が相続するとなっていたものを、遺産分割をやり直した後で弟が相続することになったとします。この場合には相続ではなく兄から弟への贈与という形になるのです。この場合も金額によっては贈与税の対象になりますから申告が必要です。

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